漫画感想/セクシー田中さん 1巻(芦原妃名子)





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シンプルにしてインパクトのあるタイトルに惹かれて『セクシー田中さん』1巻読んでみました。表紙も惹きが強くて、おそらくこの女性が田中さんなんだけど、いったい何者なんだ、、?と興味を惹かれました。シンプルな白シャツ黒下着に惹かれたわけではないです。

23歳にしては達観しているOL朱里が、田中さんと出会い、ほんのちょっと脱線してゆく物語。1巻は1話と2話が収録されています。タイトルと表紙から想像していたのは、田中さんの強烈なキャラクターでひっぱっていくコメディでしたが、読んでみるとそうでもない。女性のもつ複雑な物語を描きつつ、主人公朱里の言動が見ていて心地いいので重く感じません。興味持った田中さんに押し掛けたり、微妙な関係の男友達のことをサラッと再確認したり、グイグイ行動します。彼女もいままでいろんな経験があり、達観した考えに落ち着いていましたが、田中さんとの出会いで、壁を打ち破るように駆け出します。彼女の表情、行動は見ていて気持ちよく、追いかけたくなる主人公です。

田中さんも目的のはっきりした芯の強い女性と思いきや、意外な秘めた想いもあり、今後朱里との触れ合いでどうなっていくのか楽しみです。





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