漫画感想/月に溺れるかぐや姫~あなたのもとへ還る前に~ 6巻(北崎拓)





 

兄嫁と秘密の関係を紡ぐインモラル恋愛物語『月に溺れるかぐや姫~あなたのもとへ還る前に~』6巻が配信開始されました。紙の単行本は1月12日発売。第34話「私の身体、飽きた?」から第40話「夫婦の共同作業」までが収録されています。表紙は香夜にガウンを着せる八雲。

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桐宮と会ってから様子がおかしい香夜。気になった輝は桐宮に事情を聞きに向かうが、桐宮のとった行動は、、。

好きな男のために行動した桐宮に、恐怖する香夜

クライマックスに向けて動き出した物語。輝の兄八雲の真意が明らかになっていくと加速度的に面白くなっていきます。輝の目標であり、好きな女の旦那である八雲がこういう人間だったのかとわかると、ゾクゾクします。輝のことを想っている桐宮も渦中の人となり、人間関係は混迷を極めます。輝は八雲をライバル視していますが、桐宮と香夜は同じような関係にあります。自分を救ってくれた輝が好きな女。それがあんな行動をとると宣言したとき、つい手が出てしまったのでしょう。香夜は桐宮の行動を“こんなヒドいこと”と評しましたが、桐宮から見れば香夜の宣言こそが“ヒドいこと”に見えたのではないでしょうか。

サンデーうぇぶり】では最終話まで配信されています。兄の性癖や香夜の思惑など、ドロドロで終わるかと思いきや意外な爽やかなハッピーエンドという感想です。おとぎ話のかぐや姫みたいに、手の届かないところに帰ってしまうと思いきや、、。北崎先生の恋愛漫画はいつも結び方が秀逸なので、その前段となる6巻から最後まで読んでほしいです。

チラシ裏のコーナー
北崎先生の過去作品でもライバルは兄であることが多く、そういうシチュエーションに何か思うところがあるのかなと想像してしまいます。『なぎさMe公認』では、自分も好きだった兄の彼女がラスボスみたいな展開になりますが、それを思い出しました。『ますらお』は史実の関係があるにしても、歴史上もっとも有名な兄と弟かもしれませんね。




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