漫画感想/チ。―地球の運動について― 第1集(魚豊)





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漫画好きから取り上げられ各所で話題になっている『チ。―地球の運動について―』1巻です。マンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』でも取り上げられ、そのタイトルの由来が話題になりましたね。

 

主人公ラファウは、合理的で美しいものを好み、この世界で正しいとされている神学を修めることを望まれていた。しかし、元学者で、異端者とされているフベルトに出会い、新たな宇宙の秩序を知ってしまいます。優秀であるからこそ、それに惹かれてしまいます。

一見、地動説をテーマにした作品だと思われますが、それよりもっと深い、人間の奥底にあるものが描かれています。それを否定され続ける世界の中で、信念を持った人間はどう行動するか。現代ではなかなかお目にかかれない、文字通り命を懸けた熱狂の伝染、感情を信じて生を活用するものたちを目の当たりにします。熱い言葉を追い駆けるようにページを捲らされて、気が付くと1冊読み終える体験。2巻からは果たしてどんな言葉が綴られるのか。熱にうなされた生き様を追う、続きを早く見たい。





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