漫画感想/それでも歩は寄せてくる 9巻(山本崇一朗)





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2022年7月よりアニメ放送予定の将棋ラブコメ『それでも歩は寄せてくる』9巻です。第109局から第121局までを収録。

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歩を完全に意識するようになってしまったうるし。マキに恋愛の勉強を勧められたり、ついに歩が四枚落ちでうるしに勝ちそうになったり、とゆるやかに進んでいく日常。そんな中、今まで避けてきたうるしの父親の話題に触れることになる、、。

少ページで描かれる、二人とその周りの友人たちの雰囲気が好きです。一歩一歩ですが、歩のように確実に少しずつうるしに近づいてゆく歩。顔もよく見てみると、驚いていたり照れていたり、彼なりの表情を見て取れます。そして後半には、うるしの家族と会うことになり、一気に距離を縮めることになります。彼の真っ直ぐな気持ちを表した行動が、隠れた気持ちを露わにし、また一つ素敵な思い出ができました。大会と合宿も楽しみだなぁ。

全編通して照れているうるしがかわいい。初登場のうるし母も、うるしにそっくりでめちゃくちゃ可愛い。ついにいたずらの度合いを超えてしまった桜子もかわいい。自分の思いを秘め、健気に歩に協力する凛もかわいい。歩もかわいい。全キャラかわいいんですよ、この漫画。

 





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