漫画感想/サイボーグ009 vs デビルマン(吉富昭仁) 





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劇場版アニメ『サイボーグ009 vs デビルマン』とは別の可能性。短編SFの鬼才 吉富昭仁が描くもう一つの出会い。

デビルマンとサイボーグ009という偉大な原作がありながらも、しっかり吉富先生の世界観に料理されています。女性キャラクターのフェチズム、モブキャラクターや廃墟、水の表現など吉富先生の独特な表現で再構成されており、ファンはこれだけでも読むべきです。もちろん、デビルマンとサイボーグ009がなぜ出会い、なぜ戦うのか、という物語の肝になる部分も、新しい解釈で描かれています。EAT-MANなど一話完結形式オムニバスのクオリティには定評の吉富先生だからこそ描ける作品に仕上がっています。余韻を残す結末も見事、あなたの心に何を残す一冊です。

 


チラシ裏のコーナー

現在、自室本棚の整理を行っております。残念なが問題から、一部の蔵書を手放すことになりそうです。少し昔の作品でも、手放す前に改めて読んでレビューして供養とさせていただこうかなと。しかし、読めば読むほど、手放すの惜しくなりますね。電子書籍は場所は取りませんが、物欲としての書籍を持っていたい気持ちは満たされません。やはり紙の本好きなんだなぁと再認識させられました。

 





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