雑誌感想/週刊ファミ通 2021年11月18日号(特集:桜井政博)





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ファミ通の『桜井政博のゲームについて思うこと』最終回記念号です。18年7カ月の連載を終えて、、。全640回もの長期連載お疲れさまでした。著名人のお祝いメッセージや、奥村編集と連載振り返りインタビューなど。原稿完成までの具体的なやりとりを知ることが出来てファンは嬉しいですね。細かいやりとりのこだわりからも、氏の仕事に対する姿勢が垣間見えます。

スマブラSPのDLCについてのインタビューはロングバージョンが《ファミ通.com》で公開されています。こちらも併せて読むと、スマブラ制作という実作業の大変さがより伝わるでしょう。全員参戦という大ボリュームで始まり、さらにDLCを追加していく作業の苛酷さは想像を絶します。個人的には、マインクラフトの仕様を実装するために既存マップを全部作り直したエピソードが好きです。コストやスケジュールも大事ですが、面白い事、期待されていることをやり遂げるためには、苦労も厭わない考えが形になったものでした。

また、常に謙虚な桜井さんがスマブラの続編に関して「わたし抜きで制作するのは、いまのところ道筋が見えません」「ディレクターやファイター立案を、わたし以外の誰かがやったことすらもないです」「もしも、シリーズを存続するのであれば、わたしと任天堂のあいだでやりとりを行い、どのような形にすれば成功するのかを議論しなければならないでしょう」と語っているのが印象的でした。氏のいままでの仕事っぷりが、本当にそうなのだろう、と思わせる迫力があります。自分の負担が大きすぎるので誰かに任せることも試してみたが、うまくいかなかったという話もあり、スマブラシリーズの今後が気になります。

余人をもって替えることのできないクリエイター桜井政博。スマブラの続編も期待してしまいますし、彼が作る全く別のゲームも遊んでみたい。まだまだ、ゲーマーは彼を休ませてはくれませんが、今はちょっとだけの間、ゆっくりしてください。

 







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