漫画感想/HUNTER×HUNTER 37巻(冨樫義博)





 

連載再開がニュースになる作品『HUNTER×HUNTER』の最新単行本37巻が発売されました。No.381「捕食」からNo.390「衝突①」まで収録。暗黒大陸に向かう船の中、王位継承戦の続きです。

カキン王族、王と14人の王子、カキンマフィアのエイ=イ組、シュウ=ウ組、シャア=ア組、クラピカたちハンター協会、幻影旅団、ヒソカ、カキン司法局など、多くの組織、人物が有機的に絡み合い複雑な盤面を見せてくれます。だれが何のためにどのように考えて動くのか、最低限を把握するのにもすっごい頭を使います。これをゼロから考えて組み上げている富樫先生は、いったいどんな脳みそしてるんだ、、、。

部下や兵士も細かく性格や行動様式があり、創られた”キャラクター”ではなく、その世界に息づく人物として(時には死亡しますが)生き生きと行動しているのが、読んでいて非常にエネルギーを感じます。念能力を修行中のツェードニヒ王子、覚悟を決めて動き出したハルケンブルグ王子、カミーラ王子と不可持民と死後伴侶あたりの能力や設定は非常に興味深く、普通の作品なら各設定だけで十分に一本の作品を作り上げられるであろうところを、すべての人物・能力が絡み合い、濃厚な物語を生み出しています。

かと言って、すべてを把握していなくても面白く読めるのもすごいところ。初見では全然理解追いつかないし、文字ばかりのページを一旦飛ばす感じ(後でちゃんと読む)で読み進めても、すげー面白いんですよね。

個人的に好きなのはカチョウ・フウゲツのエピソード。様々な人物ごとの展開が続く中、一区切りしたので挙げやすいのもありますが、この二人のキャラクターや念獣の名前など、某アイドルファンならきっと気に入る話なはずです。

続きが早く読みたいのはもちろんですが、富樫先生はお身体に気を付けて、満足のゆく作品つくりをしていただければ、一読者と嬉しいばかりです。しかし、次に単行本で読めるのは、いつかなぁ、、、。

 







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