漫画感想/ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話 10巻(横田卓馬)





表紙で泣いている微笑は一体?

 

第47話「ポンコツ受験生たちの初詣の話」は、受験生の妹ズが初詣に向かいます。その先で出会う狛沢高校のポンコツたち。妹たちの可愛さと、生徒会長・副会長のやりとりが微笑ましくて好き。撫子を「大美人」と表現する鈴句ちゃん、センスある。

第48・49話はマラソン大会。一般的に好まれていない学校行事ですが、各自自分なりの目的をもって参加しています。上位入賞したらキスをする!と決意した微笑の可愛さったらない。オチ装置にされてしまった月島くんは立派に仕事した笑。自分の変化について、素直に感謝を伝えられる統悟はかっこいい。しかし、次の50話では、自分の中のルールとつじつまをつけようとして葛藤します。キス翌日でルンルンな微笑と対象的ではありますが、彼なりの誠意が見える対応でした。くそ真面目、という漫画的なキャラ付けの中にも彼独自のものが見え、人間的で魅力的に見えます。それは、本作の他キャラにも言えることで、登場時は「漫画のキャラ」に見えていてもエピソードや会話の積み重ねで、人間として見えてくるから不思議です。

51話はかっこいいフリースタイルラップバトル回。こういうギミック好き。統悟には大きく振りかぶった言葉がより深く刺さるでしょう。そのままの言葉を受け取れる人だからこそのこの演出。これからも2人の関係は変わっていくかもしれませんが、一つのゴールが設定されたことで、読者としても物語を並走する楽しみが増えました。

 







コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です