『劇光仮面』特美研の過去が語られる2巻。実相寺の恐るべき過去が明らかになります。
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1巻時点でかなり異彩を放っていた実相寺という人間について、さらに深く体現されるようなエピソードが語られます。成田いちるが最後の告白し、実相寺が言葉をかけたときの表情は目に焼き付いて離れません。かつての青春と地続きで生活している旧友たちと、どこか現実味がない生活をしている実相寺。彼らが真にまみえる日は来るのでしょうか。
ネビュラブッディがウルトラマンで、あれがゴジラくらいはわかりましたが、キボーガーはザボーガー?くらいの認識の自分でも、山口先生によるヒーロー、特撮の解釈、愛によって読み進められます。元ネタとかわかるとさらに面白いのかもしれませんが、ヒーローを異形の存在として理解して読み進めるのもなかなかも趣き深い作品です。