【漫画感想】不倫食堂 5巻(山口譲司)

 

グランドジャンプで大好評連載中の『不倫食堂』の最新5巻が発売されました。5巻には第29話「心、かき乱れて」から第35話「キリッと自在に!!」が収録されています。

不倫食堂 2巻 紹介記事

出張からの出会い、一緒にする食事、そして情事、と流れるような展開は1話形式のオムニバス作品の難しいところですが、本作はスマートにまとまっていて読みやすいです。

すべて”不倫”なのでおのずとヒロインは人妻に限られてくるのですが、どの人妻もエロくて魅力的です。個人的には、29話の垂れ目面長の女性がとってもタイプです。おいしいものを食べるしぐさや表情、リアクションなどがとても艶っぽくて「女性が食事しているシーンをいつまでも見ていたい」と感じさせます。食事漫画で、おいしいものを食べた女性のリアクションがセクシーな作品は多くありますが、おいしいものを食べる仕草や表情がセクシーな作品は少ないと思います。そして、ここから情事に流れるのが非常にエロい。どうしてそうなったかという細かい話を省いて、男女が一緒にうまいもの食えばこうなるでしょ、みたいなのを雰囲気で表現してるのがエロい。34話では「よくわからないうちによくわからないことになっちゃうものなんです」とヒロインに言わせていますが、まさにそう。気が付いたらそういう感じになっちゃうご都合主義ですが、この感じが読んでて心地いいんですよね。情事のシーンは1,2ページだけで、もっと見たい!という気分にさせられますが、少し足りない腹8分目がちょうどいいということでしょうか。

 

 

食べ物の蘊蓄やその舞台(出張先)の食べ物にまつわる細かい紹介描写が多く、それと人妻の食事シーンのカットの切り取り方も相まってリアルっぽさが演出されています。漫画っぽいお約束とこのリアルさのバランスが少ないページ数で綺麗にまとまっているのはかなりテクニックを要することです。いままでいろんな作品を手掛けてきた山口先生だからこそできる技術ではないでしょうか。

人妻と出会う→食事する→不倫、というが基本の流れなのですが、少し変わった構成をするエピソードもあります。エロマンガみたいな強引な流れの30話も大好きですし、ほっこりする思い出話を懸想してから時間軸が現在に戻る32話もいいです。いままでですとヒロインを複数登場させてオチのヒロインをミスリーディングさせるトリッキーな話もありましたし、これからもまだまだネタを尽きることはなさそうですね。実写ドラマ化も発表されて、今後がますます楽しみな作品です。

 

 


◆チラシ裏のコーナー◆

実写ドラマ化すごい嬉しい一方、どんなテンポ感になるのか不安でしょうがないです。自分は、食事と最後の情事オチのバランスが好きなので、この配分変えて欲しくないですね。あと、毎回変わるであろう人妻ヒロインの女優さんが気になる、、。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です