映画感想/アウトレイジ ~最終章~

 全員暴走、最終章

 

北野武の初シリーズ作品の完結編『アウトレイジ ~最終章~』を見てきました。平日朝イチの川崎チネチッタですが、そこそこ混雑してました。初週なのもありますが、年齢層は様々でアウトレイジ人気を感じましたね。

内容に関してはもう圧巻の一言。今回でアウトレイジ完結するということは頭に入っている状態で見るわけです。どうしてもそれを逆算して予想しながら鑑賞してしまうと思っていましたが、そんなことはない。次から起こる事件に、罵声に、すべての感情が持っていかれます。観客の予想の遥か先まで暴走する物語。

ヤクザといっても組織であり、1人1人の人間の思惑で動いています。良かれと思って行動したことが裏目に出たり、情報伝達がうまくいかなかったりします。それが原因でトラブルになるのは、ちょっと漫才っぽいですね。人と人が関わって、笑いを呼ぶか、争いを呼ぶか。その違いでしかないのかもしれません。

キャスト陣の強さはもちろんすさまじいものがありますが、特に推したいのは西田敏行と塩見三省。怒号シーンから部下を懐柔するシーンまで、花菱会の実質的支配者という存在感溢れる演技に目が離せませんでした。大杉漣は、裸の王様っぽいところが『シン・ゴジラ』の総理大臣と被るところがあってちょっと笑いました。あとピエール瀧は、予想してたより登場シーン多くて、美味しい役だなぁと。

ラストシーンはあまりにも綺麗で「ああ、これで終わったんだな」というすがすがしい気持ちになりました。ヤクザ映画、バイオレンス映画など、アウトレイジを評するフレーズはいろいろありますが、紛れもなくこれは、北野映画なんだなと。北野武初のシリーズ作品は、北野映画として終りを迎えました。

 

 

チラシ裏のコーナー
画像はアウトレイジHPから引用させていただきました。ヤクザから警察まで15名の迫力の顔アップなわけですが、顔の大きさがそのまま出番の多さに見えますね。ピエール瀧が大森南朋より大きく、西田敏行につぐ3番目です。顔が大きいわけじゃなくてこれだけ出番が多い役でしたw

 

 

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