【漫画感想】ぼくたちは勉強ができない 3巻(筒井大志)

 

 

天才たちが繰り広げる学業ラブコメ『ぼくたちは勉強ができない』3巻が発売されました。3巻には、問17「青春とは天才の熱意と車輪と[x]である」から問25「事の発端は天才の[x]なる敢闘である」までが収録されています。

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3巻は、表紙で健康的な競泳水着姿がまぶしいうるかちゃんが大活躍します。主人公唯我を中学のころから好きな元気属性のキャラクターですが、その気持ちをうまく表現できずにいます。どうにか振り向いてもらおうと、お弁当を作ったり、少し露出度の高い服装で迫ってみたりと無理して行動するうるかちゃんが可愛いです。お弁当作戦の成功を妄想してニヤけたり、唯我に彼女がいると勘違いして凹んだり、無防備作戦が功を奏して喜んだり、作戦失敗して落ち込んだり。彼女の豊かな表情に堕ちない読者がいるでしょうか、いやない(反語。うるかに入れ知恵をする水泳部友人2人(川瀬・海原)は悪ノリがすぎる、いいぞもっとやれ。

3巻で最高の1話をあげろと言われれば、最初に思い浮かぶのは問21「それは[x]の天才と繋がる禁断のものである」です。家族共用でスマホを持つことになった唯我。お風呂で勉強すると捗るという噂を聞いて、お風呂で勉強しながら、スマホを使って調べものをすると、なぜかヒロインたちと繋がってしまい、、、、。というお話しです。お互い裸とはいえ、電話ごしで音声会話しているだけ。それなのについ相手の全裸を想像し恥ずかしい気持ちになってしまいます。この回は、視覚的な漫画表現が素晴らしすぎて「この表現を発明した筒井先生は神か」と天を仰ぎました。同じジャンプ本誌で掲載中、かなりセクシーなラブコメ『ゆらぎ荘の幽奈さんや、ジャンプ+で大人気、アプリが削除されるほど過激な終末のハーレムのように肌色露出を多くしなくても、こういう工夫で戦えるんだという勇気をもらいました。健康的でセクシーなラブコメの可能性を感じる1話になっています。斬新なお風呂回です、特許とったほうがいい。

また、いろんな意味で今後が楽しみなヒロインとしては、古橋文乃をあげます。唯我に女の噂が発生し、勉強に集中できず成績が落ちるうるかと理珠。こんなことで動揺しちゃう2人はかわいいのですが、唯我にとっては大問題です。成績が落ちた理由がわからない唯我は、心の機微に聡い文乃に尋ねます。しかし文乃は「2人とも唯我くんのことが好きだから」とは言えず、返答に窮します。この後、文乃も唯我と勉強するうちにドキッとさせられますが「絶対好きになるはずがない 友達が好きな人のこと」とモノローグしています。この漫画では珍しい少しシリアスなシーンです。全体の気持ちを理解しているからこそ難しい立ち回りが要求される、全体調整係のような文乃に少し同情します。本作も該当しますが、ラブコメでは主人公が周りの気持ちに無理解なせいで、わかっているキャラが辛い役割になることがあります。例としてははがない』の理科(主人公の無理解が直因ではないですが)コミュニティ維持のため行動する俺ガイル』の海老名さんしかり。本作はヒロイン同士の仲が良く見ていて楽しいのですが、もしお互いの気持ちを知ってしまってもこの関係性と、明るい雰囲気は続くのか、不安でもあります。文乃は、というかこの作品は、そこに踏み込んで欲しくので、あっけらかんと楽しい世界が続いてほしいと願っています。しかし、ラブコメを続ける以上そこは物語の焦点になるでしょうし、筒井先生がどう表現するのか見てみたい気持ちもあります。それは怖いもの見たさというか、ラブコメ好きの性ですねぇ。


チラシ裏のコーナー

特典のクリアしおりは古橋さんでした。書店によっては選べるの?自分は無造作に挟まってました。選べたとしても古橋さん欲しかったからラッキー。筒井先生のヒロインの、この瞳の形が好き。うるかちゃん、主人公の”幼馴染”と勘違いしてましたが「中学のころから好き」でしたね。ってことは、別に幼馴染キャラ追加もあり得る?幼馴染キャラ後乗せサクサクありえる。しかしニセコイはある意味全員幼馴染みたいな設定だったので、それより”今”を生きるヒロインたちのことを見たいかな。

3巻未登場ですが、本誌掲載分で大活躍中のあしゅみー先輩がやばい。だれだよあんな凶器みたいなヒロイン連れてきたの、、、。ああいうの好きなんだよ、、、。

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