漫画感想/ぼくたちは勉強ができない 21巻(筒井大志)★





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人気投票No.1真冬先生が主役!

ラストは先生ルート!『ぼくたちは勉強ができない』完結21巻が発売されました。桐須真冬先生の薄氷の女王編と、最終問「[x]なる未来へ」や番外編を収録。表紙の真冬先生、美しすぎないか?

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新人教師になった成幸と教育係の真冬先生。2人は元生徒と教師という関係を超えられるのか!?

人気投票ナンバー1の真冬先生。その関係性からメインヒロインではないと思われましたが、しっかり本筋の物語が描かれました。ラブコメでは幼いころなど一番最初に出会っているヒロインが本命、なんてジンクスがあります。幼いころの思い出があるというのは理由付けとして強いですから。今回は少し年の差があるので、どんな思い出エピソードになるかと思えば、、とてもロマンチックなお話に。そして、好きな人のため全力で行動できる成幸はかっこいいですね。あとがきで読者に分身として好きになってもらえるかどうか一番意識したキャラと言っていますが、成幸は最近のラブコメの中でも相当好感度上位の主人公だと思います。他作で言うと『彼女、お借りします』の和也とか、一生懸命に行動できる主人公はすげえなって思います。(余談、一昔前までは”優しい”が強かったけど、最近それだけじゃ弱い気がします。)過去に悩み、自分に悩んだ真冬先生ですが、一生懸命な彼を見て、私もできるのかもしれない、と思った。その一歩を踏み出させたのは、成幸の行動でした。

ラブコメ的なワチャワチャもちゃんとあり、シリアス一辺倒にさせないのが筒井先生のテクニック。やっぱラブコメはコメディですから。あと、真冬先生こだわりの尻描写には感服しました。決して露出度が高くない服装ですが、ジャージやスーツでも決して皺を怠らない。お尻を最大限に生かすアングルの研究。真冬先生の尻を堪能できる最高の一冊に仕上がっています。

真冬シナリオの後には、最終問と番外編のおまけが待っています。5つのIFルートを収束させる、すべてがあるかもしれない可能性だと思わせてくれる、良い最終回でした。水希ちゃんだけはちょっと落ち着いてほしい笑


チラシ裏のコーナー
真冬母最初の一言が「懺悔」だったの、おまえも熟語かよ!!と吹き出してしまった。シリアスなシーンなのに。




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