漫画感想/ぼくたちは勉強ができない 14巻(筒井大志)





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緒方の過去、あしゅみーと温泉プール、猫古橋なでなで
年が明けて受験勉強もラブコメも佳境!

 

アニメ2期も絶好調!『ぼくたちは勉強ができない』14巻が発売されました。問115.「機械仕掛の蛍は[x]の淡雪に焦がる②」から問123.「詣でる彼らは過ぎ行く年と[x]に馳せる」までが収録されています。表紙の緒方理珠、最高だわ~~(関城さんの口調がうつった。

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タイトルにもなっている「機械仕掛の蛍は[x]の淡雪に焦がる」から始まる14巻。13巻ラストが導入があり、非常に続きが気になっていました。緒方と古橋の出会いを振り返りつつ、周りに理解されない天才の苦悩を描きます。2人の出会いは成幸が家庭教師になるより古く、境遇が似つつも自分に持っていないものを持っている、嫉妬にも憧れにもつながる存在でした。古橋は周りの気持ちがわかるからこそ同調しがち、緒方は周りの気持ちがわからないからこそ孤独になりがちでした。時はたち、周りが見えてきたからこそ自分のことを嫌ってしまう緒方に、成幸が教えたことは、、。文系、理系の枠を超えてヒロインの人となりを大きく掘り下げ、魅力的に描く良エピソードです。いい話をやりつつも、保健室のベッドにもぐりこむ、王様ゲームなどラブコメお約束も盛り込まれています。筒井先生の構成力のエグさが満遍なく披露されています。ラブコメ力(ぢから)が高い。

問118.はあしゅみー先輩と温泉デート。この漫画終電すぐなくなるな。これからもどんどんなくなってほしい。レンタル水着がなんでこんなに凝ったデザインなんだよ、とかドクターフィッシュの話入れるためだけに2ページとったな、とか突っ込みどころ満載で最高の1話。13話でシリアス話とは違う、いつもの?あしゅみー先輩をたっぷり堪能できてうれしいです。

問119.は問題のタイムスリップ回です。読者投票で内容が決まるという漫画家にとっては恐ろしい話です。しかし「桐須真冬が成幸と遊園地で高校1,2年生のときにデートします。」というお題に対して最高の答えを返してくれた筒井先生。いつもの生徒と教師という関係ではなくフィギュアスケートに忙殺されていた時代の真冬と遊園地デートで触れ合う成幸。読者投票一位だからとはいえサービスしすぎですね。”ラブコメは幼いころ最初に出会っていたヒロインが有利説”がありますが、なんとタイムスリップまでして割り込んできた真冬先生。歴史改変もしてしまったので、これは既成事実としてありなんですよね?今後もっと軽率にタイムスリップしてほしい。

問120.はうるかとプール掃除回、121.は古橋と猫回、122は桐須先生お誕生日会、とほかのヒロインのお当番回も。個人的には猫古橋の破壊力がすごい。猫古橋レギュラー化してほしい。どのヒロインの話も満遍なくあって、どのヒロインのファンも1冊で楽しめるのが、ぼく勉の素晴らしいところ。だから逆に、ラブコメとして選ばれるのがだれかわからないでヤキモキするわけでもありますが。問123.は、初詣。新年を迎えてついに受験間近。果たして、勉強の成果は見られるのか、、、。恋も受験も、結果がますます楽しみになります。

 





3 comments to “漫画感想/ぼくたちは勉強ができない 14巻(筒井大志)”
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