帰宅して作戦タイム。一周して目的が定まった。斧乃木ちゃんが言うように”青春マンガの主人公みたいな”、過去の自分との対峙。変装斧乃木ちゃん可愛い。
無人の広い書店って戦場としてはおあつらえ向きだ。自分の分身であり、式神である撫子と対峙し、繋がった過去に助けられて生き残る。なんだかんだ言っても過去は大事な自分の一部だ。
■#06「なでこドロー 其ノ伍」
撫子vs撫子クライマックス。過去の自分を乗り越えてさらなる奥へ。
自分に言われる「じゃあもう好きじゃないの?」はキツいなぁ。でもそれをしっかり受けて答えることができるのは、立派な成長物語だ。14歳⇒15歳、撫子の青春期の終わりを描く懐かしくしんみり悲しくも嬉しいエピソードでした。
月火も忍も斧乃木も、周りの人々はみんな優しいな。物語に良いオチがついていて気持ちよく話を終えられる。これも西尾維新の味でしょう。