漫画感想/はじめの一歩 121巻(森川ジョージ)





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週刊少年マガジン現役最長連載『はじめの一歩』121巻のご紹介です。長く続いているシリーズですが、1つ区切りの巻なのでご紹介。

ゲバラ戦でこれまでと違う身体と感覚を味わった一歩。パンチドランカーの恐れがあり、引退し今まで違う休息の日々を過ごす。驚くほど晴れやかな一歩の表情。悔いもやり残したこともある。守れなかった約束、嘘になってしまった言葉がある。すべてを飲み込んで、それでも「ありがとうございました。」と言う男がいる。

主人公が選手として降りてしまうスポーツ漫画がいままであったでしょうか。選手生命が短いスポーツであっても、それを続けるのが主人公ですし、それを追うのが物語、、、でした。愚直なまでにボクシングに打ち込む主人公幕ノ内一歩を描いた本作、プロボクサーからセコンドへ、一歩は次の舞台に進みます。果たしてこの先にあるものは、一歩のボクシングへの情熱はどんな軌跡を描くのか。120巻を超えて、ますますこれからが楽しみな作品です。

 

 

 

チラシ裏のコーナー
久美さんの「二人は無理です」には、クルものがある。支える覚悟を決めた女の、それでも現実的なラインを見据えた、気持ちの底から出たようなセリフ。

 

 





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