西炯子が描くシンデレラストーリー「なかじまなかじま」の最終巻、3巻が発売されました。
かなりの急展開で、打ち切りでは?と邪推してしまう気持ちもありましたが
結果的にはコンパクトにまとまってよかったと思います。
このマンガを構成する要素として「さえない女の子のシンデレラストーリー」と
「父子との三角関係」がありますが、それ以外は結構あっさりしてるので
ここから新しい要素を入れない限り4巻以上のボリュームは
展開が薄くなるだけでしょうね。
後半、中島圭(映画監督の方)の恋愛観、結婚観に関する描写もあり
ここらへんは同時進行していたと思われる『姉の結婚』とリンクしている感じがあって面白いですね。
西炯子は、いくつもの雑誌で連載を持っていますが、
どれもターゲットとしている年齢層が違います。
下は小学生向けの「なかよし」での「恋と軍艦」から
上は大人向けの「姉の結婚」などまで。
どれも描写や内容を使い分けているのを感じますし
だからといって低年齢向けのものも
しっかり練られているのがわかり、とてもおもしろいです。
この年になってなかよし連載の漫画買うとは思っても見なかったです(笑)
「姉の結婚」と「なかじまなかじま」終了お疲れ様でした。
また次回作を楽しみにしています。