漫画感想/好きな子がめがねを忘れた 1巻(藤近小梅)





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ニヤニヤ度120%
全ページニヤニヤできるハートフルラブコメ

 

『好きな子がめがねを忘れた』タイトルでもうシチュエーションが説明完了のラブコメです。となりの席の三重さんはよく眼鏡を忘れます。小村くんはそれを助けるうちに少しずつ仲良くなっていきます。三重さんのことが好きな小村くんは彼女を助けようとしますが、彼女の行動にドギマギさせられ続けます。急に距離を詰められたり、ドキッとする一言だったり、彼女の行動に振り回される小村くん。同じようなキャラ配置のラブコメは多いですが、それでもやっぱりニヤニヤして読んじゃいますねぇ。男の子はいつになっても好きなんだよなぁ。

少ページのドッヂボールみたいな話もいいですし、彼女の気遣いに感動する給食当番。時には眼鏡をかけているのに目つきが悪かったり、眼鏡をしていないように見えるのに大丈夫だったり。バリエーションに富んだシチュエーションに一冊ずっとニヤニヤしてしまいます。眼鏡を忘れたヒロインを助けるという設定だけで、ここまで広げる発想力に驚かされます。小村くんと三重さんともに心和ませる性格で、オチのないふわっとした話も楽しいです。三重さんが連絡先聞いてくる話ではたった3Pで全読者はニコニコになってしまいます。

巻末描き下ろしも良い話で、全話オススメの一冊です。(こういう言い方は好きではありませんが)捨てエピソードが全くありません。全ページをニヤニヤしながら読んでください。

チラシ裏のコーナー
『からかい上手の~』から始まった隣の席の女子と二人だけの世界を楽しむタイプのラブコメ。似たシチュエーションの作品はいろいろあるにしろ、これだけ王道でクオリティが高いとお手上げ状態になりますね。うわー超面白いわ、と完全敗北。自分は展開の大筋を気にしがちの漫画読みなので、こういうタイプの作品でも素晴らしいって思わせてくれる漫画家さんには感服しちゃいます。

 





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