★お笑い/もっとたりないふたり(山里亮太・若林正恭)





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大人気バラエティ『たりないふたり』の続編。社交性や仕事、女性などいろいろたりないふたり南海キャンディーズ山里亮太とオードリー若林正恭がお互いについて指摘し合います。お互い生身を削りあうトークが売りの人気シリーズです。

いまでは既婚者のふたりが恋愛や結婚について語る回があります。当時は恋愛弱者であり、全く結婚できなさそうなふたり。いま改めてみると感慨深いですね。結婚相談所に生活診断を送った結果、若林が紹介されるのが看護師さんなのは笑いました。

いままでのネタ帳公開はすさまじい破壊力です。若林の”春日を一人前の芸人にする考察”、”春日でも跳べる低いハードル”、これボケじゃなくて誰にも見せるはずのないネタ帳にこんなこと書けるのは相当な熱を感じますね。また、オードリー、南海キャンディーズが今の形になる瞬間が、文字になっていて感動的です。両コンビのファンにはたまらない歴史書です。

漫才披露は合計4回あり、そのうち3回は40分のネタ作りから始まり即興漫才という形で放映されました。(最終回はしっかり稽古したそうなので別扱い。)これは伝説の『さよならたりないふたり』に繋がる展開で、今見てもかなりの見ごたえがあります。この二人がどうネタを作るか、ネタが固まっていないときにどう対応するのかが公開されます。1回目、2回目はネタ作り打ち合わせで楽しみ過ぎて漫才本編は少しとっ散らかっています。しかし短時間ネタ作りノウハウも整い、3回目は目に見えて進化しています。先にシチュエーションの枠作りをし、きっちり形が整います。あーこうするとまとまるんだなと納得してると、本番ネタ中に「(ボケ考えなきゃいけない)こっちが負担すごくない?」と気付いてしまう山里に笑わせられます。アドリブ即興漫才の最高峰がここにあります。これらの経験がさらに研ぎ澄まされて『さよならたりないふたり』に繋がっていくんだろうなぁ。

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