漫画感想/娘の友達 1巻(萩原あさ美)





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職場では課長候補のエースとして期待され、妻を亡くし、家には不登校の娘が居る。行き場のないストレスを抱える主人公市川晃介。そんな中に現れた“娘の友達”如月古都。「疲れてませんか?」「ここから逃げ出しましょう」彼女は、常に晃介が欲しい台詞を投げかけてくる。辛いとき、吐き出したいときに現れて寄り添ってくれる。彼女との触れ合いで救われていく晃介。しかしこの先にあるのは地獄か、天国か。

大まかなシチュエーションだけとらえればエッチな作品に見えますが、この1巻をちゃんと読めばそうではないことがわかります。女子高生に迫られて困るおっさん!みたいなテンションでは絶対ない笑。自分の身に訪れた辛い境遇。そこにたらされた一本の蜘蛛の糸。それは仕組まれた罠か、偶然なのか。常にストレスを抱えイライラしてる晃介を見るのは正直辛いです。しかし、タイミングよく救いが現れることも怖い。彼女の狙いは、正体はいったいなんなんだ。

『娘の友達』というタイトルは非常に秀逸で、ミスリードも含めて様々な方向に想像させられます。狙った通りだと思います。もし他のタイトルを付けるとしたら、本作の本質を直接的に伝えるタイトルををつけるなら「破滅の女」とかになるでしょう。これは、ホラー作品です。心臓が弱い方はご注意ください。

チラシ裏のコーナー
SNSで話題になった作品を1巻から是非。新刊が出るタイミングで1巻無料のパターン増えましたが、発売前からっていうのは珍しいですね。(5巻が8月11日発売で、8日から1巻無料)最新話を読めば読むほど1巻の衝撃が増す作品なので、アプリで追いかけている方もこの機会に是非。

 





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