【漫画感想】東京タラレバ娘 9巻(東村アキコ)





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「ああだったら…」「こうなれれば…」ずっとタラレバ言いながら、幸せになりたいとずっと思ってた。私達にとって愛とは? 恋とは? 幸せとは? タラレバ娘たちが葛藤と矛盾の末にたどり着いたラストを見逃すなかれ。

 

ドラマ化も果たした大人気作品『東京タラレバ娘』の最終9巻が発売されました。といっても収録内容で本編はact28「崩壊女」とact29「東京タラレバ娘」の2本のみで、あとは番外編のタラレBARとおまけあとがきです。act28,29もいままでの展開をきれいにふろしきをたたむ方向で進みます。

いままで自分が悩んでいたことを気付き、本当に望むものを知り、少し成長する。東京タラレバ娘はそんな物語でした。幸せな結婚と結婚以外の道という新しい生き方に悩む現代女性を描いた作品だけあり、明確な答えはなかなか出ません。自分が選んだ道は正しかったのか、よかったのか、後悔はなかったのかなんてだれにもわかりません。ドラマの影響を受けたのか、序盤の雰囲気からは予想しにくい少しファンタジーでドラマティックなしめくくりとなりました。これが恋愛ものなのか、生き方を模索した女性を揶揄したコメディなのか、ファンタジーなのか、ドキュメンタリーなのか、それは受け手次第じゃないでしょうか。

 

と、真面目なオチをつけたくなる本編でしたが、それに続くタラレBARのお便りのキレがありすぎて、爆笑しながら読みふけりました。往年の漫画家にする人生相談コーナーみたいなものですが、やはりタラレバ娘の恋愛相談が多く、それを東村先生が身も蓋もない感じに回答するのが愉快でした。これで一冊読みたいくらいです。(描く方はすさまじく熱量の要る作業だと思いますが)PN.バンドマンの9割8分はクズさんPN.青林檎さん には幸せになってほしいですね!

 

 

 

 

 

 





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