(俺は、橘さんのことが好きなんだ…)
あきらへの気持ちに気付いた店長、
しかしその表情は恋の喜びとはほど遠く、厳しく、切ない。
ついにマフラーを編み上げたユイが吉澤に想いを…?
そしてあきらも!?
凛とした女子高生 橘あきら を中心とした切ない恋模様を描く『恋は雨上がりのように』の最新刊が発売されました。8巻は57話~64話が収録されています。気まずくてあきらを避けてしまう近藤ですが、息子の勇斗を通したやり取りが生まれます。進展は何もないにしろ、ギクシャクしながらも続く交流。そんな中、西田さんの吉澤くんへのアプローチはついに、、。
ビッグコミックスピリッツに掲載されているのが不思議なくらい、少女漫画チックな本作。作風も作画も決して新しくはないですが、その中に屹立している橘あきらという個性あるキャラクターがすべてを新鮮なものにしています。特に印象的なのは59話の迫るあきらです。基本的には静のキャラなのですが、動くときは動く。また、近藤の方は何もできずに居るので、この行動が非常に印象に残ります。橘あきらという魅力がこの作品のすべてといっても過言ではありません。彼女の魅力を伝えるための、そのためのコマ割り、そのための演出なのです。
2018年1月からノイタミナでアニメ化だそうです。ってことは少なくともその時期までは終わらないはず。この恋の決着はまだまだ先になりそうです。切ないながらも穏やかな日々がこれからも続きますように。
Pingback: マンガを読み続けるBlog 漫画感想/恋は雨上がりのように 10巻(眉月じゅん) | マンガを読み続けるBlog