1巻の主人公だった雪の友達リナが2巻の主人公になります。彼氏と別れ情緒不安定で、見ず知らずの男とも肌を重ねてしまう。お金より、求められる喜びからパパ活を続けるリナ。雪はその人間関係に巻き込まれ、2人のボタンは掛け違えていく、、。
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雄大君が意外といいやつで、ちゃんとリナの話聴いてくれるからうまくいってほしいって思っちゃうわ。3巻以降のヒロインとも関わりがありそうで、一筋縄ではいかないのはわかっているけど、リナも雪もみんな幸せになってほしい。自ら抱えた環境の不幸や孤独、安心など、誰もが共感しうるテーマを、地味だけど緻密に掘り下げていくのでページを捲る手が止まりません。1冊ごとに焦点を合わせるキャラを変えていく手法もわかりやすくて、それでも一人一人が使い捨てではなく人間関係や問題が繋がっている感覚があり、社会問題や世界の広がりを感じます。