漫画感想/逃げ上手の若君 1巻(松井優征)





 

ネウロなど独特な作風でおなじみの松井優征先生の最新作『逃げ上手の若君』1巻が発売されました。第1話「滅亡1333」から第7話「弓術1333」まで収録されています。1333年、鎌倉。幕府の後継として生きるはずだった少年・北条時行は突然の謀反で故郷も家族も全て失う。しかし時行は、生き延びることに関しては誰よりも秀でていた。信濃国の神官・諏訪頼重に誘われ、少年は逃げて英雄になる道を歩み始めた!

 

松井先生の新連載です。歴史もの?と一概には言えない感じがしていいです。1話のナレーションから時間軸が現代であることが示唆され、未来が視える諏訪頼重も居ることで、何かどんでん返しがあるのではないかと期待してしまいます。松井先生なら何かやってくれるはず!というワクワクが、この漫画を読ませる手を止めてくれません。北条時行の成長を読みたいという気持ちは読者全員に溢れていることでしょう。

最近は【ジャンプの漫画学校】で自分の創作論を語ることもあり、感覚ではなく理論派であることがわかった松井先生。面白さと読者が支払うコストを計算し、最大限にする。なかなかこの理屈にたどり着けませんし、運よくたどり着いても実行し続けることができる人は少ないでしょう。松井先生のこれからの創作に期待しています。

 





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