ゲーム世界のモブが主人公に!?『フリー・ガイ』吹き替え版を鑑賞してきました。
●全編を通してかなり良かった。満足度高い。ゲームファン的には、NPCが主人公で自我を持ち活躍するというのは、王道で、誰もが一度は頭によぎる展開だと思う。しかし、びっくりするほど主人公に嫌味がないコメディで、登場人物を心の底から応援できて、がんばれ!!と思えた。ガイが特別に心優しい持ち主だからこそ、与えた印象だ。もしレベル100ミッションで少しでも調子に乗ってヒャッハーしてたら、いままでのギャップで軽蔑してたかもしれない。アントワンという悪役にもある意味感情移入できたし、しかるべき天誅が下ったのでスッキリした。登場人物がみな、ゲームのキャラみたいにテンプレートな役割を果たし、しかしそれ以上に生き生きとしていたのが最高なんだ。
●個人的には、史上最高の早見沙織。ぶっきらぼうにかっこいい女から、だんだんデレて乙女化していくところまで様々なはやみんを堪能できます。ガイとの逢瀬をキーズに告げるはやみんは最高だった。はやみん啓蒙映画か?早見沙織ファンなら四の五の言わずに、吹き替え版を見るべき。字幕より上映回数が少ないから急げ。感染予防対策をしっかりとして、劇場へ急げ。2時間たっぷり早見沙織がしゃべる。こんなに出ずっぱりだと思わなかった。
●ゲーム好き、ゲーム制作経験者には痛いほどわかる小ネタがふんだんにちりばめられている。でもそれはわからない人を排除する目的じゃなくて、たっぷりとしたサービスであるということが伝わってくる。なんかわからないけどすごいな!!!みたいなサービスが盛りだくさん。
●海外映画をあまり見ないので、そこ関係のお約束や俳優さんについては分からないけど、もっと海外映画も見たいなと思うくらいよかった。特に吹き替え早見沙織の作品もっと見たい。