漫画感想/ハイパーインフレーション 5巻(住吉九)





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最終回配信直前でいまいちばん熱い経済漫画『ハイパーインフレーション』の5巻です。34話から45話まで収録。

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フラペコの成長や生い立ちが描かれます。彼は国がインフレで滅びた経験があり、国や金を信じていません。だからこそ信じるものを見つけて懸命に生きる姿に読者は心打たれます。

どんでん返しや意表を突いた展開が目立つ本作ですが、「人は痛みに勝てない」やフラペコのインフレ教室など、丁寧にネタを振っています。細かい台詞やギャグが実は大事な伏線だった、、という展開は読んでいて楽しくなっちゃいますね。

 

 

 

隠れ家の城に押し寄せるレジャットたち、突撃命令を出されたグレシャム兵、番号を守り抜くべく籠城するルークたち。はちゃめちゃな展開が続きますが、勝利条件を整理してくれたり、論点を説明してくれるので、読者が混乱することはありません。こんなに難しく、状況が二転三転する話なのに、読者を誰一人置いていかず、ついてこさせようとする誠意に驚かされます。

そして、最悪のタッグマッチ、ルーク狩りが始まります、、、。本当に読者の予想が付かない、おもしろい展開が続くだけ、それだけでこんなに面白いんだと分からせてくるからすごい。

 





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