漫画感想/ラララ 6巻(金田一蓮十郎)





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近所の放置子だった三宅くんの意識を変えた桐島くんと石村さん。お弁当作りや夏休みの旅行、宿題の手伝いなどで、関わりを深める日々。しかし、三宅くんの父親が突然出て行ってしまい…!? 夫婦ふたりは、この事態をどう考える…?

金田一蓮十郎単行本同時発売フェアのうちの一冊、『ラララ』6巻が発売されました。6巻は、第45話「普通じゃない石村さん」から第52話「三宅くんと桐島くんと石村さん」そして番外編が収録されています。

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金田一先生は、デビュー作『ジャングルはいつもハレのちグウ』のころから、新しい恋愛観・結婚観を提示することが多かった気がします。上記作品のウェダとクライブの関係だったり、現在刊行中の『ゆうべはお楽しみでしたね』でも、ひょんなことから一緒に住むことになった男女の関係性を描いています。『ラララ』では、恋愛感情ゼロから結婚した桐島くんと石村さんがいかにお互いを理解し歩み寄り一緒に生活していくかが描かれています。6巻にしてまだ性交渉なしの二人ですが、それについてもちゃんと段階を踏んで描かれています。普通の夫婦とは違う形の二人ですが、それでもお互いのことを考えて行動していく様は見ていて気持ちがいいです。変に悪い人もいない温かい世界ですよね。

結婚ものというジャンルだと、現実の結婚観や法律、制度に物申す!!って感じのものや、男女の違いについてディスったり笑いととったりするものが多い中、こういう世界を表現できるのは金田一先生の凄みだと思います。最初は出落ち観が強かったこの設定ですが、まだまだこの不思議な結婚生活を見ていきたいですね。

 

 

 


チラシ裏のコーナー

読者からも編集からもそういうの求められてないからなのか、本人が描く気がないからかわからないけど、無意味なセクシーシーンないのがいい。扉絵とか作中の全裸・下着シーンも男性向けエロというより女性ファッション誌のグラビアみたいなポーズ構図だったりする。セクシーシーン好きだけど、それはエンタメ要素であって、本筋と関係ないよなぁと思うことがある。必要ない作品には入れない勇気。特に、石村さんはエロく見られたら本作だいぶ変わってしまうし。

 

 





3 comments to “漫画感想/ラララ 6巻(金田一蓮十郎)”
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