漫画感想/昭和天皇物語 1巻(能條純一・永福一成・半藤一利)





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話題沸騰ビッグコミックオリジナルで連載中の『昭和天皇物語』がついに単行本化、1巻が発売されました。

昭和天皇の濃密な生涯を描かれる本作、1巻冒頭から衝撃的なシーンで幕を開けます。連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサーとの会談です。そこで昭和天皇が発した言葉に鳥肌が立ちました。かの有名なやりとりですが、この演出で見ると、また感じるところがありますね。

そして時は明治37年、昭和天皇裕仁様の幼少期まで遡ります。養育係の足立タカ、学習院院長の乃木希典、そのほか多くの教育係、関係者に育まれ、成長していく様は、感動的であります。明治から大正に移り変わる時代、天皇とその周りの人々が、どう考え、どう行動していたのか、時にコミカルに、時にシリアスに描かれ、どの人物も人間的な魅力にあふれています。大胆な解釈と能條純一先生の人間を表現する技術で、余すところなく描かれた人々の魅力に、早くも2巻が読みたくなる1冊に仕上がっています。

 

 

 


チラシ裏のコーナー

こんなに原作読みたいと思った原作付き漫画も久しい。ただどれが原作なのかわかりません。どれ?

 

 

 

 

 





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