漫画感想/くーねるまるた 13巻(高尾じんぐ)





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ほんわかお腹いっぱいコメディ『くーねるまるた』13巻が発売しました。13巻は、第180話「イースター」から第194話「彼岸花」までが収録されています。

イースターや半夏生、紫陽花など季節を感じるエピソードがいいですね。一冊を通して四季を感じられる構成になっています。ゆるゆる続いて13巻にもなる本作ですが、ただの美味しいもの紹介漫画ではなく、季節にちなんだ食材や料理が出てくるのが、食欲をそそります。風景など季節を感じさせる演出が丁寧で、少ページながらしっかりとした読後感があります。細かいエピソードの積み重ねを生かす大局の展開もあり、早くも14巻が気になる作りになっています。ゆるやかに流れる季節を感じながら表情豊かなキャラクターと一緒にまったり過ごす時間を楽しめる一冊です。

個人的に好きな話は、183話「ホワイトアスパラガス」です。由利絵さんが実家から送られてきたホワイトアスパラガスをもってマルタを訪ねてきます。アスパラを使った料理、アスパラのヨーロッパでの異名から、膨らむ会話。アスパラと一緒に入っていたあるものがいい隠し味になってほろりとくる、とても素敵なエピソードになっています。たった6ページでこんなにきれいに収まっているのが奇跡みたいな話です。由利絵さんの照れる表情がまた可愛いんだ。由利絵さんと家族の話ではありますが、のちのマルタに起こる事件を示唆する構造になっているのも、うまいです。

 

 


チラシ裏のコーナー
豆乳坦々うどんうまそう。明日作る。

 

 

 





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