漫画感想/貧民、聖櫃、大富豪 2巻(高橋慶太郎)





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買収!起業!大規模融資!
魅力的なキャラクターが
繰り広げる予測不能のマネーバトル

 

予測不能のマネーバトル漫画『貧民、聖櫃、大富豪』最新2巻が発売されました。

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状況説明は抜きにしてテンポよく始まるバトル。個性的なあるじと御使いたち。個性的な画風とネームから漂う独特の雰囲気にページをめくる手が止まりません。

おそらく写真をトレスしたであろう写実的な横浜の背景に、個性をそそり立たせる漫画的なキャラクターたち。御使いたちと現代日本風景とのマッチングの違和感がすごいですね。絵的におもしろいことになってる。お金を使ったバトルがゲーム的。攻撃、防御、回復の3要素に大小の威力。お金という現実的なものを使っているのに、ゲーム的なディフォルメされた戦闘に不思議な魅力を感じます。

戦いに必要なのはお金。しかし、いくらくらいあれば有効か、など目安が明示されません。お金という数値で説明しやすいものなのに、あえてしない。例えば『ケンガンアシュラ』では闘技者の獲得金額を戦闘力のような意味で効果的に使いましたが、本作ではほとんど具体的な額がでない。これが気になるし、怖い。ベンチャー社長や貴族などいくら持ってるかわからない連中とこれからどうやって戦うのか。また、このルール、誰かに作られた戦いのような気がしますが、黒幕がいるのか?謎多き設定に、独特なキャラクター、これから先も気になる1冊です。

 

 

チラシ裏のコーナー
細かい説明抜きにして絵と勢いで理解してもらう作品。読者を信頼というか、振り落とされない奴だけ楽しんでくれ!って感じがすごい。絵も好き嫌いが分かれそうですが、慣れてくるとたまりませんね。

 





One comment to “漫画感想/貧民、聖櫃、大富豪 2巻(高橋慶太郎)”
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