漫画感想/ボクだけ知ってる一宮さん 3巻(甘詰留太)





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甘詰留太が描く青春フェチラブコメ『ボクだけ知ってる一宮さん』完結3巻が発売されました。

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一宮さんと兄の秘密に決着がつきます。最後まであきらめなかったトラの熱意が、一宮さんと一宮兄を動かす。ネクラ系の主人公でしたが、いざというときは熱血、この王道展開は熱いです!ひたすら一宮さんを追いかけて追いかけて追いかける。少年漫画のような熱血王道展開ですっきりしました。

一方、少年漫画では許されないほどセクシーな一宮さん。甘詰先生の画風を生かした、ねっとりとエロい表現は素晴らしいです。一宮兄妹の闇の表現は、エロ表現とつながっています。一宮兄の倒錯した行動が、彼の手つきに表れていて「こいつはやべぇサイコパスだ」と思わせてくれました。

巻末には、その後が描かれている「おまけマンガ」が収録されています。魅力的なサブヒロインたちのグラビア集です。物語の本筋にはかかわらなかったものの、魅力的なヒロインたちが多い本作。時には一宮さん以上に誌面を盛り上げてくれました。そして2人のツーショット写真は、微笑ましくて、ハッピーエンド!の表現として気持ちよく読み切ることができました。

 

チラシ裏のコーナー
一宮さんがとても魅力的でもっと見ていたかったけど、闇の部分から来る魅力だったので、脇道にそれる話がなかったのがよかったかも知れません。完結した今、ヒロインたちのグラビア撮影会が読みたいかも。本作にとどまらず、カメラを使った話を読みたいかな。写真というギミックで切り取られた女性キャラの美しさをもっと見たい。




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