漫画感想/ドリフターズ 6巻(平野耕太)





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戦!戦!戦!
再度迫りくる退き口!
命捨てがまるは、今ぞ!!

 

『Hellsing』の平野耕太が描く、英雄たちが繰り広げる大活劇『ドリフターズ』6巻が発売しました。ちなみに5巻が発売されたのは2016年6月。約2年半ぶりの新刊発売です。

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マモン平原にて野戦築城を普請する信長たち。”長篠”を彷彿とさせるその戦略に対し、黒王本軍を率いるは因縁の彼の男。「滅せぬ者のあるべきや」竜に、巨人に、百鬼夜行。圧倒的物量を持って蹂躙する黒王軍を迎え撃つ豊久がとった行動は。

6巻は1冊丸ごと、戦づくめ!ノブの野戦築城から、竜や巨人のいなし、そして黒王軍エンズの動向。どこを見ても戦!戦!戦!228ページがっつり尻尾までアンコがつまってます。二転三転する戦況、息をのむ展開が続きます。緩急の付け方が素晴らしく、戦真っ只中なのに一瞬挟まれるギャグ調の寸劇がまた楽しい。竜騎兵を落としてからの流れはもう最高です。手の付けられない豊久の暴れっぷりがコミカルに描かれています。表紙の人、胃が痛くなってそう。

 

ドリフたち、エンズたちキャラクターの立ち方が素晴らしい!各々が一人の人間(というより生き物)として、考え、行動する様が見事。信長は生前の考え方、戦略に自信があるのでしょう。その経験から戦を組み立てます。与一は重要なところで一騎当千の活躍をします。豊久は空気を読まず(読めず)に暴れまわります。暴れに暴れて、最後まで戦場を駆けまわります。恨みつらみを核に行動するエンズたちもそうですし、戦場を生き生きと駆け巡るキャラクターたちが、本作最大の魅力だと感じます。

2年半ぶりの新刊なのに、それが気にならないくらい面白い。本編はもちろん、カバー裏から あとがきゆかいまんが までぎっちり詰まったヒラコ―節に大満足。次に出るのはまた2年後か。それでも待ちます。待たせてください。果たして豊久たちの運命は。“さだめ”はあるのか。“新選組”の彼はどう動くか。全読者が7巻を待ち焦がれています。

 

 

チラシ裏のコーナー

特装版のアニメも最高!





One comment to “漫画感想/ドリフターズ 6巻(平野耕太)”
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