漫画感想/すべての人類を破壊する。それらは再生できない。3巻(横田卓馬・伊瀬勝良)





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おっさん殺しの90年代M:TG青春ドラマ『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』3巻が発売されました。第9話「俺たちの祝典」から第12話「俺たちの大混乱(前編)」まで、巻末に桜野みねね先生の1Pイラストメッセージと特製プロもカード「強迫/Duress(USG)」も収録されています。3巻発売記念に«公式ボイスコミック≫もyoutubeにアップされています。

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9話冒頭の3P、ビックリしました。まさか時は流れて数年後~、という展開かと思ったらちゃんと1998年に戻ってきたので安心。しかし、彼女が未来にこういう状態になる、というのははっきりと明示されてしまったわけで、その結末がどうなるのか非常に気になってしまいます。重要なカード「魂の絆」は今後どこで出てくるのでしょうか。

 

学校の試験やM:TGを通して交流してきた2人ですが、3巻でもますます関係が深くなっていきます。見ていて恥ずかしくなるほど青春してますね!自宅ベッドでごろんごろん悶えながら読みました。物語の主人公に感情移入して漫画を読むかどうかって作品に依りますし、自分はあまりそうしないで客観的第3者目線で読むことが多いのですが、本作は無理。90年代あのころに触れた作品・文化が出てきて、否が応でも当時の空気を吸わされる感じがたまりません。新しいゲーム発売にワクワクしたり、アニメのために18時に帰宅したり、友達とゲーセンで駄弁ったり、ちょっと女子を意識したり。当時M:TGはやってなかったのでそこだけシンクロできずギリギリ踏みとどまっています。やってたらトリップして戻ってこれなくなっていたかもしれない笑。当時M:TGやってた読者はたまらないでしょこれ。

M:TGも恋も白熱し、それが重なっていくのがまさに少年漫画って感じでたまらないです。好きな女をカードゲームで取り合うってそりゃ漫画だよって展開なんですが、なんだろう、こういうの大好きなんだよなぁ。来島の行動はまだ裏がありそうで、その真意が解かりかねる状態でもあります。ミステリアスで「M:TG史上もっとも美しいコンボデッキ」を使いこなす様はライバルキャラとして様になっています。ゆくゆくは慧美と八雲ちゃんもはじめ取り合ってM:TGしてほしいです。

個人的には八雲ちゃんがとても好き。横田先生の描くちんちくりんキャラかわいくて大好きなんですよ。『すじピン』の主人公ペアとか。慧美にプレゼントを提案したり、はじめのことどう思っているのか尋ねたり、その行動はサブ(負け)ヒロインって感じに見えてしまいますが、がんばってほしい!観覧車で勇気出したときの八雲ちゃんはとってもかわいかったです。あと、誕生日プレゼントを選んだのは、八雲ちゃんみたいなの、どこかで伏線になるのかな。巻末おまけ漫画でもそうだけど、はじめと趣味が合うって意味では八雲ちゃんお似合いなんだよなぁ。単に男子ホビーが好きなだけかもしれないけど。

 

 

 





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