漫画感想/すべての人類を破壊する。それらは再生できない。1巻(横田卓馬・伊瀬勝良)

 

オナマスコンビが描く青春グラフティ『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』1巻が発売されました。第1話「俺たちの伝説(前編)」から第4話「俺たちの十日間戦争」が収録されています。表紙の文字の入れ方かっけぇな。

神納はじめは、仲の悪い学校の優等生・沢渡慧美と、流行のカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」を通じて、交流を深めるが……!? 読切にて大声援を受けたノスタルジックラブコメ、連載開始!! 世紀末の90年代後半を舞台に「きっと青春だった」日々が、始まる。

 

おっさんには懐かしい90年代後半を舞台にしたら青春ストーリーです。B’z、プレステ、ガンダムW、サクラ大戦、そしてマジック・ザ・ギャザリング、出てくるものすべてが懐かしいです。『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』でも序盤の掴みとして、懐かしい単語がちりばめられていましたが、本作ではもっとストーリーの肝になっています。世紀末、ノストラダムスの予言がうっすらと信じられていた時代。2019年現在ではなく、あの当時であることがこの物語に大きな意味を与えています。

 

メインヒロイン沢渡慧美。学校の成績は1位、主人公神納は2位。マジックのデッキは白、神納は黒。勉強でもマジックの相性でも主人公と双璧を成す存在。最初は”嫌なやつ”という印象ですが、彼女の秘めた悩みに神納が自然に触れていくうちに表情が柔らかくなっていく描写がとても良いです。ここの表現はなかなか難しく、ともすれば凡百のラブコメのようにチープに見えてしまうところですが、原作伊瀬勝良・漫画横田卓馬の両先生だからこそできる表現でしょう。

comic walkerで1話が試し読みできます。〈こちら〉からどうぞ。1巻に続く5話は2人が渋谷に出て大会に出場します。新しいヒロイン?も登場し、ますますこれからが楽しみな作品です。

チラシ裏のコーナー

来島、絶対沢渡がマジックやってるの知ってそうなんだけど。すべてを知っててコントロールしてる顔してる。冨成町の専門店に神納一人で行かせたのは来島の差し金まである。

 

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