漫画感想/白竜 HADOU 7巻(天王寺大・渡辺みちお)





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中間管理録 ゴウノ ここにあり

 

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7巻は「報道操作」編と「剛野がゆく」編が収録されています。

前巻から続く「報道操作」編は意外とあっさり決着しました。しかし報道操作は大小問わず行われており、今後の広がりを予見されるラストでした。こういう社会問題提起みたいなのがあるから、大人の読み物として読めるんですよね。なぜ893が解決してるんだってツッコミはありますが。

そして始まった新シリーズ「剛野がゆく」です。自分の下手くそなカラオケを部下に聞かせて悦に浸ったり、みかじめ料をいきなりつりあげたりとやりたい放題の剛野組長。しかし、突然王道会大城会長に呼び出されます。これが剛野の悲劇に始まりになります。まるでコントのようアップダウン。組長ながら会長のわがままに付き合わされるのは『中間管理録トネガワ』を彷彿とさせます。部下が変じゃないだけましですが、まさに中間管理録ゴウノ。

59話後半では、凹んだ剛野に回りの会話がかみ合ってシリアスに笑わせてくれます。ラスト起死回生の妙案を閃いた剛野ですが、はたしてこの話のどこに着陸するのやら。

チラシ裏のコーナー
「剛野がゆく」ゴラク掲載時より、まとめて読むとテンポ感があって面白く感じました。白竜が驚いた顔ってほとんど見たことなかったんですが、さすがの妙案には驚いてましたね。これは予想できないはず。




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