漫画感想/アオイホノオ 19巻(島本和彦)

ついに始まる連載!!
新人漫画家の苦悩を描く19巻

ついに増刊サンデー連載参加になったホノオ。予告が載り舞い上がるも、原作と自分の漫画のギャップに苦しむ。心の中の雁屋先生に怒られる日々を過ごす。一方ダイコン組は次のSF大会に向けて動き出すのであった。

 

新人漫画の苦悩がぎっちり詰まった19巻です。名前も聞いたことのない小道具、間違えるページ数、ついつい入れてしまうギャグ。一年間に50ページも描いたことなかったホノオが人気原作者付きで連載デビューすることの大変さが伝わってきます。苦労してシリアスな原稿をあげるも、三上編集に「君はストーリー漫画家になる気なのかい?」と指摘されてしまいます。

編集者として新人ながらも頼れる大人として描かれている三上さん。いまもおせわになっている編集長として、好感のもてる人物なんでしょうね。あまりよい編集として描かれなかった人も居るので、ここらへんは島本先生の気持ちが出ちゃってる気がします。そして、島本先生の感情ががっつり乗っている一話があります。第109章です。仮面ライダーにあこがれ続けているホノオが、読み切り原稿料でバイクを買うエピソードです。漫画家としての収入で、初めての大きな買い物、しかも憧れていたサイクロンと同じモデル。賞金やバイク回りのエピソードはやけに気合が入ってるので、思い出に残ってるんだろうなぁ。学生時代に自分で稼いだお金って、何に使ったのかとか記憶に残りますよね。わかる。

ダイコン組も新作の企画に取り掛かり始め、ホノオもまだまだ連載が続きます。漫画家一本でやる度胸もなく大学生と二足の草鞋。若くて青い炎はまだまだ燃え続けます。

 

チラシ裏のコーナー
作中でホノオは、自分が漫画家になったことより定期的にお金を稼げるアルバイターになったことを喜んでいた。この変に足についた感じが島本先生っぽいなとも思った。「成人式なんか二度と行くか!」は名言。

 

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