漫画感想/衛府の七忍 2巻(山口貴由)

山口貴由濃度200%
この濃さにあなたは耐えられるか!?
 

 

最強にして最凶! 現人鬼・波裸羅見参!!震鬼、雪鬼、そして霞鬼!まつろわぬ民の棲まう都”衛府”の命を受け、次々と現れる怨身忍者たち!!乱世の大残酷に立ち向かえ!!全世界震撼の山口忍者活劇、待望の第2巻ついに登場!!

エログロバイオレンス系の漫画がだいぶ減っている昨今、山口貴由先生が一人最前線を突っ走ってます。正直、こういう作品の読み方を他で学習できない現在新規読者がついてこれるか心配です。と思いましたが、若先生(山口先生のことです)信者にはたまらない展開の連続なので、問題ありませんでした。若先生は、山口作品とともに育った私たちに向けて真っ直ぐこっちを向いて描いているではないでしょうか。本作では、いままで山口作品で活躍した登場人物が再び私たちの前に現れ、新しい山口作品を再構成していきます。ただの「再登場」ではなく、今の山口先生の解釈によってさらにとがったキャラクターになっているのが素晴らしいです。

1巻では特に『サイバー桃太郎』に驚かされましたが2巻では『シグルイ』の虎眼&牛股を彷彿とさせるキャラの登場にワクワクさせられました。
シグルイでは主役ではないものの、物語のカギを握る因縁の二人がこういう形で再び登場するのは血が滾る展開でした。また、加速閃刃「箒星」のようにキャラだけではなく技、用語などもリニューアル、新解釈を用いて山口節を増して、よりスタイリッシュに感じられるようになっています。他にも、筋骨拡充具足、生き甲冑というギミック駿府城天守閣の秘密、そしてなにより圧倒的な存在感を持つ山口作品最強の敵役現人鬼「波裸羅」の登場などまだまだ仏契りで加速し続ける本作。
若先生にふっ飛ばされないようにしがみついていきたい。先生の見据える先と同じ方向を向いて、追いかけていきたいと思わせるような一冊です。

 

 

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