漫画感想/さっちゃん、僕は。 2巻(朝賀庵)





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ジャンプ+の異色作『さっちゃん、僕は』2巻が発売されました。9話「僕だけが、」から17話「変化」まで収録されています。

ジャンプ+は、マンガアプリ(WEB配信)ですが、”ジャンプ”の名を冠してるだけあってジャンプらしい少年向けの作品が多いです。その中で、本作は異彩を放っています。スピリッツに載っているならわかるのですが、これがジャンプに掲載されているという不穏な感じも相まって、不思議な感覚に陥ります。『兄の妻と旅行する話』で話題になった朝賀庵先生の少年誌スレスレ歪な恋愛が詰まった作品です。

 

早智かわいい。須川さんかわいい。紫乃さんは何考えているのかわからないけどエロい。友人連中も含めて、登場キャラがみんな可愛くて、魅力的なのがまた辛い。友人と会話してるギャグ調の場面はほっとします。しかしそれがシリアスな場面のための休憩であり、伏線になっているのがこんなにも辛い。片桐と遠距離恋愛を続ける早智、高校時代からずっと好きだった須川さん、恋愛じゃないと言いながら片桐と身体を重ねる紫乃。そして、客観的には”クズ”だが自らの感情に振り回されている片桐。2巻ラストではついに、別れを切り出します。何より辛いのは彼。それが解かってしまうからこそ、読者も彼を責められない。この男はどこに向かっているのか、、、。最後まで見届けたくなる作品です。

 





2 comments to “漫画感想/さっちゃん、僕は。 2巻(朝賀庵)”
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