修学旅行編クライマックスの12巻。七々子と五町の告白は、どちらの想いがエイジに届くのか。
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五町のあの時ああしていたらどうなったのかな、という幸せな妄想。泣ける。ここに直接IFを挟んでくる構成、ずる過ぎる。ここだけは、この時だけは五町に幸せになってほしいと、心から思った。
一方、七々子。やっぱりメインヒロイン、本作の柱。王道を征く言の葉を紡ぐ七々子。ここもわかってたけど、それでも涙してしまう。万感の思いを胸にページをめくりました。晴れて両想いになってからの周りの反応も楽しい。キューピッド部、友人たち、家族。暖かい世界。だからこそ、結ばれるヒロイン以外の残酷な選択が響く。
こういう部活の部長キャラ、良き理解者、後押し役キャラ好きなんで、片桐アマネ部長も大好き。ギャグ要員だけど、幸せになってほしいなぁ。
チラシ裏のコーナー
五十嵐先生の言語センス好き。「赤点とりすぎて共産主義ってあだ名がついた」「キューピッド部は解散。次はコウノトリ部」なんか、本編ではそういう展開にならないのに、言葉だけ過激に先行させてしまうのが好きで、ところどころで期待してしまう。あと各動物の交尾時間は読者も詳しくなってしまうのでやめてください。「アライグマのメスは一歳でもう小作りできる」のも。
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