漫画感想/ここは今から倫理です。5巻(雨瀬シオリ)





NHKでの連続ドラマも始まりました『ここは今から倫理です。』単行本最新5巻です。#21「かわいいは正義」から#25「好きなもの」までが収録されています。

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倫理はほかの学問とは違い「あるべき」を学ぶもの。なくても今日の生活には困らないが、いつか人生の壁にぶつかったときに、人間の「あるべき」を知っていれば乗り越えるヒントになるかもしれない、、、。今日も壁にぶつかった生徒たちと一緒に悩む。

#22「労働のあと」は身につまされる話です。綿野祐輔は、常にスマホを気にして生活していましたがスマホを失います。そわそわして何にも身が入らず、落ち着かない。高柳はアーレントの言葉”現代人には「余暇」が増えすぎた”を披露します。人間における「余暇」と「労働」。人の生活や喜びはどこから来るのか。綿野じゃなくても、人は「労働」したくないと感じがちです。綿野も腑に落ちたような様子があり、読者も共感しやすい題材で、スッキリした一話でした。

一方、#23#24「姫と泥棒」は、根が深くスッキリ解決、とはいかない話です。家庭不和により”心が転倒した”隅井桜花。大人と言い争うことはなく一見穏やかな性格。高柳の説得にも、応じず、自己愛を繰り返す彼女は今度どうなるのか、不安でもあり、楽しみでもあります。

チラシ裏のコーナー
スマホの話と、情動的喚起&”語彙”の無さに関しては大人になった今でも、思うところあります。人間の「あるべき」を学ぶのは、こどもおとな関係ないですね。

 





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