漫画感想/ここは今から倫理です。3巻(雨瀬シオリ)

善と悪、組織と個、言葉、勉強

倫理という切り口で問う

 

ミステリアスな倫理教師高柳が活躍する『ここは今から倫理です。』3巻が発売されました。#11「善と悪」から#15「切っちゃおうかな 前編」までが収録されています。#15の終わり方はとっても後を引きます。はやく#16読みたい。

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#11「善と悪」はまさにタイトル通り、善と悪について問う内容になっています。一般的に悪とされているものは悪なのか。それは悪いものなのか。善だけが人を救うのか。「話したいんだ、、、アンタみたいな人と」と言われた高柳の表情はたまらないものがあります。

#14は、仲良しクラスに馴染めない南の話です。資本主義、社会主義の話が多く雑学好きには読みごたえがあります。内容もほかの話に比べれば重いものではなく、さらっと読めます。しかし「いじめ」の話題から「全体主義の話はまた授業で、、」となりました。これはこのエピソードが続くことを示唆しているのでしょう。LINEグループから抜けた逢沢を、仲良しクラスが許すのか、もし「結束を乱す異端分子」と見做されたならば、、、。比較的穏やかなエピソードだったため、却って続きが怖くなってしまいます。

#15は前後編の全編。リストカットがテーマ。非常に怖い展開で区切られているため、ほんとに早く続きを読ませてほしい。

3巻発売で《特設ページ》も作られました。櫻井孝宏さんによるスペシャルムービーは圧巻。高柳の声はもう櫻井さんでしか考えられなくなるほど、声質・演技ともにハマっています。試し読みもありますので、気になっている方はぜひ《特設ページ》覗いてみてください。

 

 

 

 

チラシ裏のコーナー
あとがきで倫理学習の苦労を偲ばせている雨瀬先生。ほんと範囲が広く、安易に応えられない学問だからネタ尽きない分、勉強は果てしないよなぁ。

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