【漫画感想】トモちゃんは女の子! 5巻(柳田史太)





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 トモとジュン、二人で花火大会へ!!
 みすずとキャロルに不良たちの魔の手が……
 御崎先輩、相沢道場で修行!?
 好きな男子に「女の子」として見られたい!! 

 

星海社のマンガサイト【最前線】で連載中の
トモちゃんは女の子!の最新5巻が発売されました。

トモちゃんは女の子!1巻 紹介記事
トモちゃんは女の子!2巻 紹介記事
トモちゃんは女の子!3巻 紹介記事
トモちゃんは女の子!4巻 紹介記事

 

トモとジュンの関係性の変化に伴い、周りの友人たちもその気持ち、行動に変化が生まれてきます。まだ自分の気持ちを表に出せないみすず、それを知ってる唯一の人物キャロル。トモとジュンとその周りの関係性を維持するため、または返るために動き出す2人。4コマ形式であっけらかんとした軽いノリのラブコメにも見える本作ですが、登場人物の面々が持つ、ほの暗い感情。4巻あたりから徐々に表だって描かれるようになりましたが、5巻ではさらに踏み込んで描かれます。「全方位攻撃体制」で、キャロルとみすずがかわす短い会話。これが今後どのような影響してくるのかが楽しみです。

キャロルが本格的に動き出し、それに対してみすずはどういうアクションをするのか。大事な友人でもあり、利害関係が一致しない?相手でもある。トモとジュンを置き去りにした複雑な関係性が生み出す、ただのコメディではない、闇の部分。表面的なかわいさたのしさ、とは別の楽しみを与えてくれる、奥深い1冊です。

 





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