武田信玄、一向宗、雑賀孫一など、有名な人物が多く登場し、盛り上がってきます。信長にとっては大ピンチではありますが、物語的には大きく盛り上がりますね。天王寺の砦に味方武将が集まった画がかっこいいです。みんな鎧のデザインが別々でかっこよくてアベンジャー感ある。
武田信玄や齊藤道三のデザイン好き。まじでこんなに強そう&狡猾残忍そうな顔よく作れるな。戦国武将については義務教育社会レベルの知識しかなかったのですが、地味に『戦国BASARA』の知識が生きてて、関係性理解の補助になっててびっくりした。
明智光秀と正室煕子のエピソードは泣けます。他で見られるより高齢の明智光秀は渋くて良い。(どこからどこまで史実か創作かはわかりませんが)政略結婚の時代に、幼い頃に出会っていて密かに慕っていたというのはベタで大好物なタイプの恋愛話です。当時の風習を超えて、葬儀に同道するなどかなり強い気持ちがあったのだろうなと思います。滋賀県大津市のお墓は、絵ではなく写真を用いる事で、現代と繋がっている史実なのだとしみじみ感じました。
日本甲冑武具研究保存会についての巻末おまけ漫画がとてもよかった。そんな団体が活動してるなんて、思いもよらなかったけど、いろんなフィクションのもとには、過去の真実を伝承する人々がいることを忘れてはならない。