出役としても映像クリエイターとしても大活躍の佐久間宣行大特集。表紙写真の構図、普段絶対見れない角度でかっこいい。
佐久間宣行と仕事をしてる面々が佐久間宣行について大いに語る。オードリー、千鳥、おぎやはぎなど芸人はもちろん、星野源や脚本家のオークラさんも。番組紹介ではホント幅広く、しかも長くやっているのがわかる。長く強く業界で仕事してきたっていうのがわかる。芸人さんが十人十色で様々な方向から信頼もってタッグ組んでるのがわかるし、それでいて収録後はもう編集のこと考えているから真面目な顔してて怖いみたいな印象は共通だったり、おもしろい。千鳥は大悟さんの浮気取材の事にも触れてたし、アルピーは相変わらず上から変なノリで。付き合いが一番短いのはみりちゃむかな?さっぱりとした距離感で、でも感謝が十二分に伝わってくるインタビューでした。
個人的に最高だったのは、「佐久間宣行をつくったエンタメ50作品」計1万字ロングインタビューです。佐久間さんが浴びてきたエンタメを幼少期からジャンルフリーにピックアップしてくれます。おおこれぞ!という意外なものから、王道までしっかり網羅してる。小説、漫画、映画だけじゃなくあらゆる面白いものを吸収してきたんだということに驚きながら読み進めました。いまからこの50作品追いかけようとする佐久間フォロワーも多そう。ここに出てこなかったものも含めて大量のエンタメを摂取して大きくなり続けてきた、エンタメモンスター佐久間宣行のすべてが詰まった、ファンや業界人には欠かせない一冊です。