漫画感想/ウメハラ FIGHTING GAMERS! 2巻(西出ケンゴロー・折笠格・友井マキ・梅原大吾)





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幾多の因縁の末、全国大会決勝で再び相対することとなったウメハラとヌキ。余興に過ぎなかった筈のゲームと向き合う事で、少年の日常は熱を帯び一変する……!仄暗いゲームセンターを舞台に、交錯する二人の運命と勝負の行方は――!?

スマホアプリ雑誌『週刊ジョージア』で連載中のウメハラ FIGHTING GAMERS!の最新刊が発売されました。2巻には、ヌキとウメハラがZERO3のおける戦術を開発していくstage9からスト2編の序章であるstage14、そして書下ろしのstage13.5が収録されています。ZERO3編の主人公であるヌキがどういう風にゲームと付き合い、ウメハラのことをどう感じていたのかが語られます。ガードクラッシュやオリコン、イズムなど具体的なエピソードをふんだんに取り上げることでヌキがどういう姿勢でゲームに取り組んでいたのか手に取るようにわかります。

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ゲーセンで対戦中に周りで見ているガヤがそのキャラ、その戦術がどういうものなのか説明してくれるので、格ゲーやZERO3を知らない人でも
すんなり理解しつつ物語に集中できる構図になっています。取材元であるだろう、ウメハラやヌキから出てくる各エピソードや展開がすでにおもしろいのでそれをどう漫画で表現するか、原作のお二人(折笠格・友井マキ)はとても悩まれたと思います。ウメハラさんは多くを語ったり能動的に動いたりするキャラではないのでZERO3編はヌキさん視点にすることで効果的に見せています。また、作画の西出ケンゴロー先生の描く顔芸がとても素晴らしい!!格ゲーをプレイするということは感情を戦わせることでもあります。
プレイしながら、そして勝敗が決まった後、プレイヤーは様々な表情をにじませます。特にヌキさんは、ウメハラさんと違い、極端なまでに、勝てば喜び負ければ顔をしかめます。非常に表情豊かで、それがコミカルに表現され
気持ちがダイレクトに伝わってきます。ZERO3全国大会の決勝で、ウメハラさんと戦った後のヌキさんははたしてどんな表情をしているのか。ぜひ、ご覧ください。『ウメハラ FIGHTING GAMERS!』は現在も、週刊ジョージアで連載中です。ウメハラの原点でもあるストⅡ編が描かれており、これからもこの作品から目が離せません!!

 

 

 

 

チラシ裏のコーナー

ケンゴロー先生の描く女性キャラがとてもかわいいのですが、登場人物に女性がほとんどいないため出てきません(笑)
・ZERO3さくら
・リュウ使いの彼女
・ウメハラ姉
2巻で出てくるのは上記くらいなんですがウメハラ姉なんか1コマしか出てきてないと思いますwさくらは、リュウの足払いを食らって倒れるシーンの
描写が細かくてかわいいですね。ゲームを再現する絵と、膨らませてゲームとは別の視点で表現する絵のくみあわせがとてもイキイキとしていて立体的な表現になっているのが素晴らしいです。ケンゴロー先生の画力が、この作品の一つの魅力であると思います。