漫画感想/娘の友達 3巻(萩原あさ美)





古都、ついに家に襲来。

SNSで話題『娘の友達』の最新3巻が発売されました。第18話「登校」から第26話「破壊」までが収録されています。表紙は使い捨てカメラを持ってピースをする古都。表面上は女子高生らしい可愛らしいポーズ&笑顔ですが、読者はこの笑い方に恐怖感じるようになってきたところ。

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この作品は、サブタイトルの付け方がうまい。その話を端的に表現していたり、逆に読者の読みをズラしてきたり。今までの物語の積み重ねもありサブタイトルだけで心拍数があがります。19話「軽はずみな同意」なんかはそんな一話。”軽はずみ”というワードが、第17話の「”迂闊”な半券」を思い出させます。市川晃介は、ほんとに迂闊とか軽はずみとかいう言葉が似合う男。これからもそんな男でいてほしいような、そうじゃないような。

古都がついに市川家に襲来。美也と約束を取り付けて合法的にやってきます。しかし美也もいるので晃介と知り合いだとバレないように振る舞う必要があるわけで、、、。このシチュエーションは、本当にドキドキしますね。うまく美也にばれないように、、、って背徳感がすごい。実写やAVなどいろいろな作品で見るシチュエーションですが、本作では積み重ねてきた背徳感がすべてここの集約されているようなプレッシャーがあり、重みが違う。2人の関係が絶対バレないように振る舞う晃介と、あえて美也にヒントを与える様に振る舞う古都が対照的で、、、読んでて心臓痛くなります。

 

そして問題の26話「破壊」。もうサブタイトルから不穏。ついに主要人物が集合してしまいます。三崎、本間など3巻登場キャラも一同に会し、感情の吐露の連鎖が起こります。いままでギリギリ維持していたものが崩れるカタルシス。壊れてしまったものは何なのか、壊してしまったのは誰なのか。果たしてそれは修復されるのか。読者がだれの立場に寄っているかで、見方が変わってくる本作。まだきっと破壊の序章。あなたはどう壊れて見えますか?

 

 





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