大運動会で体操服多め乳首マシマシ
週刊少年ジャンプ連載中の『ゆらぎ荘の幽奈さん』20巻が発売されました。170「ドヂッ娘克服?雲雀ちゃん」から178「湯煙高校七不思議レポートその4」まで収録されています。
▶ゆらぎ荘の幽奈さん 18巻
▶ゆらぎ荘の幽奈さん 17巻
▶ゆらぎ荘の幽奈さん 16巻
▶ゆらぎ荘の幽奈さん 14巻
▶ゆらぎ荘の幽奈さん 11巻
▶ゆらぎ荘の幽奈さん 10巻
▶ゆらぎ荘の幽奈さん 9巻
▶ゆらぎ荘の幽奈さん 8巻
強制力が働いてコガラシに関われないようになった雲雀。近づいても近づいてもなぜか離されて三日も口をきけない状態に。最終的にはラッキースケベ感覚がマヒしたオチには笑いました。雲雀ちゃんのいじらしさがかわいい。
171「かるら様と抱き枕」では、なぜか抱き枕になってしまったコガラシ、風邪をひいて朦朧としたかるら様は幻聴と勘違いしたまま抱き枕コガラシを誘惑し始めます。普段は偉そうな態度をとっていますが、コガラシの前では一人の乙女。他神通でコガラシの真の気持ちもわかってしまっているから辛い。ハーレムラブコメの体裁をとっていますが、ヒロインひとりひとりの掘り下げがしっかりしており、おざなりになっているヒロインが居ないのが素晴らしい。
20巻のサブタイトルにもなっている大運動会。紅組白組に分かれて各種目を戦います。しかしなぜか霊装結界は使えずどんどん露出度の高い衣装に、しかもその衣服にはコガラシの精神が織り込まれている、という超展開に。ヒロインのパンツになったりすることはありますが、運動場ありとあらゆるものに分裂した精神が宿っているとは。メインの綱引きでは、手を離したら失格などのルールを逆手に妨害合戦が始まります。毎巻思うのですが、こういうルール・設定考えるの旨過ぎませんか?カイジ的な駆け引き、展開だけでセクシー要素なくても成立するレベルなのがすごい。もちろんセクシー要素はあったらあったでうれしいですし。だんだん過激に、紐水着のようになっていく体操服に、どんなオチが付くのかと思えば、分裂したコガラシがあんな絵になるとは。この画力クオリティだからこそ映えるこのアホな絵面。真面目にアホな絵を描き続ける意志力。この精神はジャンプ+の『早乙女姉妹は漫画のためなら』にも引き継がれている気がします。
172「豪傑変化幽奈さん」は幽奈がムキムキ髭面になるコメディ、177「サイレントゆらぎ荘」はサイレント漫画など、各話バリエーションに富んだ内容になっています。かと思えば番外編では、寝ぼけてスライムと勘違いしておっぱいをもみまくるというだけのスケベ展開だったり、サービスシーンも忘れていません。シリアスなバトル展開はお休みで、ほのぼのとしたラブコメ、サービスたっぷりのエロコメ展開満載の賑やかな一冊です。
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