漫画感想/【推しの子】1巻(赤坂アカ・横槍メンゴ)





赤坂アカ×横槍メンゴが描く芸能界ストーリーがいま幕を開ける

 

話題のコンビが芸能界を描く【推しの子】1巻が発売されました。週刊ヤングジャンプとジャンプ+で連載中の人気作。第一話から第十話、ちょうど第一章までが収録されています。

かくして幼年期(プロローグ)は終わり、、と綴られる第一章の濃さ。物語の始まりにしては内容が重いし濃い。当初は、こんな濃厚でスピード感のある話だとは思いませんでした。赤坂先生は何といっても『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』のコメディが印象にあるので、芸能界やアイドルをテーマにした笑えるコメディかと予想していました。しかしかぐや様でも垣間見えるシリアスな部分を、人間の物語を描こうとすればこうなるのだと、少し考えると腑に落ちる感じもありました。彼らの数奇な運命を土台にしつつ、アイドルと芸能界を描く。プロローグをこんなに真剣に読ませる話に仕立て上げるその手腕は、感動すら覚えます。もちろんその作劇能力には、横槍先生の表現力が合わさってこそ、読者に物語が届けられているということを忘れてはなりません。アイが笑い方に気付くシーンは絵的にも素晴らしく、こういうエピソードが積み重なり、アイが芸能界を駆け上がっていくのが本当に楽しみでした。

芸能界におけるアイドルのポジション、キャスティング権、ドーム公演の重要さなど、芸能界についての豆知識がうまく説明されつつ、物語の邪魔をしません。壮絶な人生を辿る、アイとその子供たちの物語がメインにあり、その物語はグイグイ進みます。文字通り”役者がそろった”1巻。これからの活躍が非常に楽しみです。

 

 

チラシ裏のコーナー
物語がハイスピードで予測してない方向に転がっていきます。モノローグや台詞の細かい表現にドキッとさせられるところが多く、常にワクワクしながら読み進めちゃいます。”嘘”周りの表現が大好き。2巻も楽しみだなぁ。

 





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