漫画感想/【推しの子】7巻(赤坂アカ・横槍メンゴ)





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芸能のリアルを描く『【推しの子】』7巻が発売されました。第61話から第70話までが収録されています。表紙は幼き日のアクア&ルビー、そしてアイ。

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舞台の演技について読者に説明し、有馬かなを焦点をあてる。そこからアクアにスポットライトが移動します。読者の視点を自然に移動させる構成が素晴らしい。演技や芸能界など読者になじみのないポイントを理解させつつ、物語の面白さを損なわない流れがいいですね。6巻で説明した感情演技というポイントが、バトル漫画の必殺技みたいな扱いになっています。有馬かな、黒川あかねなどヒロインの魅力も十分に披露されていて、応援したくなります。有馬かなは、芸歴長くて変なところこざかしいのですが、その合間合間に見える女の子っぽさが可愛い。7巻は黒川あかねの出番が少なかったけど、ラブコメバトルは果たしてどうなるのか。2人の好意を指摘されたアクアも、ラブコメ主人公として、どうなるのか非常に気になります。

個人的には、【可愛さの『説得力』】の説明や、作曲家のモチベーションエピソードも好きです。可愛さの説得力の話と同じに、こういう細かい説明や周辺エピソードが、漫画の嘘に説得力を持たせてくれるのだと思います。

アクアの演技の根本のようなものが明かされましたが、それが失われそうになっており、その光の行方が気になるところです。魅力的なキャラクターたちが、芸能界をどう生き抜くのか、今後も目が離せない作品です。

 

チラシ裏のコーナー
父親発覚で目的失っちゃってるけど、ひっくり返される可能性あるよね?事実として確定なのかな。タレントも恋すればアホになる、みたいな台詞あったけど、アイの相手がそんなモブみたいな感じになってるのちょっと違和感ありますね。

 





One comment to “漫画感想/【推しの子】7巻(赤坂アカ・横槍メンゴ)”
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