漫画感想/2.5次元の誘惑 13巻(橋本悠)





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熱い冬コミが描かれる『2.5次元の誘惑』13巻が発売されました。第97話「12月28日」から第104話「まりなクッキング」と番外編「オタクたちの大晦日」、「裏バレンタイン」が収録されています。表紙は夜姫、このコスプレ前後のツーショット構図の表紙大好き。

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念願の合わせを実現するリリサたち

 

始めは、視線が欲しくて始めたコスプレ。自分の好きなキャラを蘇らせるために本気になってゆく。しかし「今はキャラが好き」なんて安易な救いに乗る彼女ではない。かつての自分を否定せず「一生を一生背負って生きていくんだよ」と、不幸だった幼少期からすべて背負う覚悟が、コスプレ表現からも滲み出ています。そしてそれすら否定し、今の彼女を肯定するリリサ。この真っ直ぐさが、コスプレというテーマを扱いながら少年漫画テイストになっている根源です。そして記念すべき100話では、スランプに陥っていたリリサがモチベーションを取り戻します。なんのためにコスプレをするのか、三者三様のこの作品で、迷いながらも表現し続ける彼女を、これからも楽しみに追いかけていきたいと思います。

コスプレイベントにすっかりはまってしまったまり姉。自分のオタク趣味を肯定する時、猫耳映えてくる表現が、羽川翼みたいでお気に入りです(個人的に両方好きだから)

初詣では神社ネタが目白押し。その中でも御朱印ネタが厚めに盛られています。神社とアニメの公式コラボから、こんな御朱印ネタまで広げるのはすごいな。自分もオタクで御朱印も集めているので、公式コラボで印刷された御朱印の「これはこれでいいけど、ちょっと違う感」は非常にわかります。初詣みたいに忙しい時はお願いできませんが、普段は神職さんの筆で書かれたものが欲しいですよね。

気になるバレンタインは準備するところまで収録。みかりがヒロイン3人を初恋のお姉さん、オタクに優しいギャル、おもしれー女と認識してるの、メタかもしれないけどなんか本作っぽいシリアスの茶化し方でとっても好き。ののぴも好き。

 

 

チラシ裏のコーナー
奥村がリリサなどを“キラキラ”に見えるようになってきたの、非常に良い。大好きなラブコメ作品『恋は光』に似てる気がするけど、キンプリもキラキラしてたし、いつだってキラキラは良いものだ。

 





2 comments to “漫画感想/2.5次元の誘惑 13巻(橋本悠)”
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